私は冒険者だ。世界中の不思議を求めて旅を続けている。今は、超古代文明の残した海底遺跡を調査している。
海底と言っても、本当に海の底深くにあるというわけではなく、岩礁にある洞窟内に作られた神殿をそう呼んでいるだけだ。
ただし潮が満ちるとこの神殿は水没する。その際、噂では海の民と呼ばれる半魚人たちが、海神を祀るために、神殿に集まってくると言われている。
私は、冒険の途中で獲得したアイテム「アクアラング」を使って、その噂を確かめようと思っている。
「さて、そろそろ潮が満ちるころかな?」
私は神殿の入り口に立って海を眺めていると、徐々に海面から水柱が立ち上り始めた。
「いよいよ、彼らが姿を現す時だ……」
やがて水柱は激しく立ち上り、どんどんと水位が上がって行く。私はあわてて、アクアラングを使って水中でも呼吸ができるように備えた。
水位が私の身長を越える頃になると、海から次々と彼らが入ってきた。
私の姿を見つけた半魚人たちが、近づいてくる。
半魚人というものの、実際目にする彼らの姿は、ほぼ人間のそれだった。違いは頭や背中にあるヒレ、手足の水かき、そして胸にあるエラ呼吸器官だろう。
身体の背面は全体的青みが掛かっているのに対し、全面は艶めかしいほどに真っ白だった。
そして何より特質すべきなのは、その全てが雌体だということである。
彼女たちの中から一人、私の前に進み出て来て念話を使って語り掛けてきた。
「ようこそ、種持つ人。どうぞ私たちに貴方の精子を分け与えてくださいませ」
そう言うと、彼女は私の手を取って、そっとその豊かな乳房に押し当てる。
むっちりとした柔らかな感触に、私は興奮した。
彼女の手は私の腰に回され、さらにその身体を押し付け始める。
彼女の恥丘の膨らみが股間に押し当てられると、私のペニスが急激に硬さを増していく。
私も興奮して、硬く勃起した肉棒を彼女に押し付け返す。
「ああっ……」
彼女は喘ぎ声を発し、さらに腰を激しく揺すって私に擦り付ける。
私は彼女を抱き寄せて、その乳房を揉みしだきながらキスをする。
彼女の口腔内はひんやりと涼しく、それでいてねっとりと湿っていた。
舌と舌が絡み合い、唾液が混ざり合う。
彼女は私のズボンを下ろし、私のペニスを取り出す。
そしてそのまま、彼女自身のの膣穴にねじ込んだ。
「ああぁっ……!」
彼女の喘ぎは、水中で聞く水音となって私の耳を打つ。
「はぁっ……! ああっ……!」
私は彼女の腰を抱えて突き上げる。
「いいっ……! もっとぉ!」
彼女は私の背中に両手を回し、脚を絡め、さらに深く腰を落とす。
私たちは激しく愛し合った。
「んっ……! ああっ! イクッ……!」
彼女が絶頂すると同時に、私も精液を注ぎ込んだ。
「ふぅ……」
彼女の中からペニスを引き抜く。
射精した後もなお勃起したままの肉棒は、次のお相手を求めるかのようにそそり立っている。
「今度はこっちよ」
私を呼ぶ声がした。
振り返ると、そこには数匹の半魚人が集まっていた。
「いくらでも掛かってこい!」
どうやらこの場にいる全員を絶頂させなければならないようだ。
私は全裸で待機している彼女たちの元へ突進していった。
―――★
おしまい