シナリオコマンド

シナリオコマンドはシナリオに記述する命令です。ノベルを生成する際に様々な処理を実行することができます。

初期実行コマンド

ノベルを生成する際、最初に実行される命令で初期設定等を行います。

@@replace

処理の最初に文字列の置き換えを行ないます。
@@replace=[置き換えファイル1,置き換えファイル2……]

@@voicescenario[=音声ファイルパタン]

音声読み上げ用のシナリオセットを生成します。
① シナリオと同じフォルダにセリフだけを抜き出したvoice.txtを生成します。これをVOICEVOXやVOICEPEAK等に読み込ませて音声ファイルを生成してください。
② シナリオファイルのセリフの直前行に、音声ファイルを再生するボイスコマンドを挿入します。

@@trimstart

生成される文章の先頭にある半角と全角スペースを削除します。

@@wrapnum=[改行文字数]

指定した文字数で改行を行ないます。デフォルトは200文字。

通常シナリオコマンド

初期シナリオコマンドの実行後に実行されます。

*replace=[置き換えファイル1,……]

指定された置き換えファイルを読み込んで、文字列置換を行います。
・このコマンドがある時点で置き換えを行ないます。一番、最後の行に記述すると諸々の処理が終わった最後に置き換えを行ないます。
・置き換えファイルが複数ある場合は後ろに書かれたものから実行されます。
詳細はこちら

置き換えについて

文字列の置き換えについては様々な方法が用意されており、必要に応じて使い分けていく必要があります。

%改行%

・文章中の“%改行%“は改行コードに置き換えられます。

[文字列A|文字列B|文字列C]

・区切られた文字列の中からひとつを選んで出力します。

%d[数字[,数字]]

・数字で指定された乱数に置き換えます。範囲指定することもできます。
例)1-10までの乱数
%d[10]

例)0-2の乱数
%d[0,2]

%dstock[]

・直前に実行された%d[]の結果を表示します。

%c[数字] 

・数字から始まる連番を表示します。数字を省略するとカウントは1からスタートします。
・%c[スタート番号#0詰め数]で0詰めフォーマットを指定することができます。
例)%c[1#3] → 001

*stock=[文字列] と *set [数字]

文章をストックします。このコマンドを連続して入力して複数文書をストック後、空白行若しくは*setコマンドでストックの中から1行(若しくは指定行数)を抽出して出力します。
例)じゃんけんの手を1つ出力。
*stock=グー
*stock=チョキ
*stock=パー
*set 1

例) お菓子を2つ出力
*stock=チョコレート
*stock=キャンディ
*stock=せんべい
*set 2

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